ドーパミンに溺れ、抜け出せない私たちの脳~うつ、不安、疲労感~

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辛いものが好きな人は、スパイシーな食べ物を口にすれば快楽と苦痛の両方を感じることができるだろう。

うつ、痛み、不安を抱えている人は、朝起きたとき、苦痛からスタートする。

精神疾患がある人は、
快楽を求め依存になりやすい傾向がある。

ひどい傷を負い、
傷を受けた直後でも、
痛みを訴えない人がいる。

身体の痛みは、
過度な危険、
死への危機感
などの状況におかれたとき、

疲労、
不快感、
不安、
恐怖、
から解放された安心感が痛みを感じさせずにいた。

解放と同時に痛みが緩和されたのだ。

ドーパミンに溺れ、
抜け出せない私たちの脳。

この世の快楽には、
すべて犠牲がつきもの。

科学が私たちに教えてくれるのは、「事実」と「真実」のみ。

快楽のあと、
当然のように苦痛がやってくる。

その苦痛は、
私たちの想像以上に長続きし、強烈なダメージを心身に与える。

快楽に溺れると、
苦痛に耐える能力が低下する。

快楽と苦痛は、
セットで脳が学んでしまう。

どんなに忘れたくても、忘れることができない。

快楽が失われれば、
私たちは、食べたり、飲んだり、喜んだり、
楽しんだりすることができない。

苦痛がなければ、
死から自分を守ることができない。

私たち人間は、
一定の刺激では満足しない。

常に新しいものを追い求め、終わりなく探求し、歩き続けなければならない。





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私たちは、
世界をモノのない場所から、モノが溢れる場所へと変えていった。

今やこれは、
問題となっている。

私たち人間は、
モノが溢れた、豊かな世界で生きるように進化していない。

むしろ、
追いついていない。



ドーパミンを求め、
それに溺れた脳内は、
快楽を感じるために、
より多くの報酬を必要とし、小さな傷よりも大きな傷(苦痛)を感じるようになった。

これは、
「個人レベル」だけにとどまらず、「国レベル」で起きている。


高ドーパミンは、
必ず問題を引き起こす。

健康、人間関係、仕事、モラル、言動など

遅かれ早かれ、
必ず現れる。


高ドーパミンの物質や行動は原因と結果を正確に評価する能力を曇らせる。

安物のドーパミンを簡単に手に入れられるこの現代社会。

貧困が依存症の1つのリスク要因になる。

さらに、
暇な時間が依存を増やす。

暇な時間が増えて、
私たちは、退屈をもて余している。


人間は、長い歴史の中で冷たい水で入浴していた。

お湯に浸かれるのは、
天然温泉の近くに住む人のみ。

古代ギリシャ人は、
冷水浴を勧めていた。

さまざまな病気の治療に冷たい水へ浸かることが良いとされてきた。





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冷たい水に浸かる冷水浴が筋肉疲労を素早く回復させる。

「ジェームズ•ボンド•シャワー」とも呼ばれる。

「007」シリーズの主人公ジェームズ•ボンドが実践していた方法。

熱いシャワーを浴びたあとに、少なくとも1分間、冷たいシャワーを浴びて締める。


ドーパミンは冷水浴をしている間、少しずつ上昇する。

冷たい水から出た後でも、基準値以上の状態を保つ。

苦痛な刺激から解放された後まで長い間、高い値をキープした。

人間と動物で冷水浴の脳に与える影響は、

モノアミン神経伝達物質(ドーパミン、ノルエピネフリン、セロトニン)を高める。

これは、快楽、気分、食欲、睡眠、集中力、注意力などを調整する神経伝達物資である。

神経伝達物資だけでなく、
極端な寒さが神経の成長を促進する。

苦痛が快楽につながるのは、
体内のホメオスタシス調整機構を作動させるため。

最初に苦痛な刺激を受けることで、グレムリンが快楽の側で跳び跳ねる。

この感じる快楽は、
苦痛に反射しての自分の体の自然な生理反応である。


運動は、気分をポジティブにする多くの神経伝達物質、すなわちドーパミン、セロトニンなどを増加させる。




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運動は、
神経細胞と神経細胞を支えるグリア細胞を新生させる。

さらに、
運動は、薬物へ依存する可能性を減らす。


中学校、高校、成人期初期に運動を習慣にした人は将来、薬物を使用する可能性が低くなる。

そして、運動は、
すでに依存症になってしまった人にも薬物をやめたり減らしたりするのを助ける効果がある。



ドーパミンが運動に関わる脳回路に重要である。

ドーパミンを手に入れたければ、簡単にアクセスできる時代だ。


現代人は、
起きている約半分の時間を座って過ごしている。

50年前と比べて50%増しである。

私たちは、
食べ物がない環境で、
食べ物を手に入れるために毎日何十kmと足で移動するよう進化してきた。

現代の座りっぱなしな生活がいかに破壊的な影響をもたらすか想像できるだろう。


現代人が依存症になりやすいのは、まだ体内に少量のドーパミンが残っているからではないか。

スマホ、ゲーム、ギャンブル、酒…など



私たち人間は、
椅子から立ち上がり、
バーチャルではなく、
リアルの世界で身体を動かすべきだ。

1日30分だけ歩くだけでも違いが出てくる。

運動は、
処方するどんな錠剤よりも気分、不安、認知、エネルギー、睡眠の状態をよくし、その効果を持続させる。



ラットの研究で、
運動が自発的ではなく、強制的にやらされた場合であっても、自分から薬物摂取をすることが少なくなることがわかっている。

人は、
中学校、高校、成人期初期に運動をしっかりやっていた人は、将来薬物を使用する可能性が低くなる。

運動は、
すでに依存症でも、
薬物摂取をやめたり減らしたりするのを助ける効果がある。


ドーパミンが運動に関わる脳回路に重要である。

身体の動きにおけるドーパミンの役割は動機と関係している。

「欲望の対象を手に入れたいならば取りに行け」というわけだ。

今では、
ドーパミンに誰でも手軽にアクセスできている。



私たちは、
起きている時間の約半分を座って過ごしている。

50年前と比べて50%増しである。

私たちは、
食べ物が少ない環境で、食べ物を手に入れるために毎日何十km
と足で移動するように進化してきた。

だが、
現代の座りっぱなしの生活スタイルが破壊的な影響をもたらしている。


現代人は依存症になりやすくなっているが、それは、ドーパミンが人間の体内にあることを思い出させるからだ。

ゲーム、スマートフォンも依存しやすい。

人気のキャラクターが画面の中を動き回り、ページをスクロールしたり画面をタップすることで、私たちは喜びを無意識に感じている。



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私たちが幸せを感じる鍵はなんだろうか?

バーチャルではなく、
リアルな世界で、
身体を動かし、近所を歩いたり走ったりする。

これだけで、
運動は、病院で処方されるよりも、気分や睡眠の状態をよくし、その効果を持続させる。


苦痛を追い求めるのは、
快楽を追い求めることよりも難しい。

苦痛を避け、
快楽を追い求めようとする人間の自然な傾向に反するからである。

この苦痛のあとに、
快楽がやってくると覚えておかなければならないと錯覚している。

私たちはこのことを忘れがちだ。


私たちは、
毎朝、苦痛の教訓を毎日自分に言い聞かせなくてはならない。